ヘッジファンドが富裕層に選ばれる理由とは
2019年08月12日ヘッジファンドが富裕層に選ばれる理由は大きく3つあります。
この記事では、なぜ富裕層がヘッジファンドに投資を行うのか詳しく解説していきます。
1.リスク・リターンが1番の投資対象であるから
まず初めに以下の画像を見てほしい。表を見ればヘッジファンドが富裕層に選ばれる理由が一目瞭然です。
投資対象となる資産の種類や分類のことを「アセットクラス」と言いますが、アセットクラスの中で1番のパフォーマンスを出しているのがヘッジファンドです。(1990年~2016年:ヘッジファンドダイレクト調べ)
リスクの面では、リスクオフ資産として選べれることの多いゴールドよりも低く、リターンに関しては新興国の株式よりも高リターンを実現できています。
これらの実績からもわかるように、投資対象をリスク・リターンで精査して選べば、自然とヘッジファンドが投資対象になってくるのです。
2.相場に左右されない運用が可能だから
一般的には、投資信託の世界では「分散投資」が推奨されてきました。しかし、2008年に起こったリーマンショックのような世界的な金融危機の際には、世界同時株安などで40%もの損失が出ました。
それまでの「分散投資は安全」という一般常識が崩れた瞬間でした。一方で、世界的な金融危機の場面でもしっかりと利益を出していたヘッジファンドが存在するのも事実です。
それからというもの、富裕層や年金基金等の機関投資家のポートフォリオの中には株式や債券と異なる値動きをするアセットクラスであるヘッジファンドを入れるのが主流となりました。
世界最高の運用集団と処される、ハーバード大学基金のポートフォリオにもヘッジファンドが含まれています。世界最高峰の頭脳が選択する投資戦略からも学べることは多いといえます。
3.本物のエリートに投資を任せるのが無難
何の世界にでもプロがいるように、投資の世界にもプロはいます。日本の投資信託で過去10年以上年率10%以上を継続して出しているところはありません。また、日本人の7割が投資で損をしているというデータがあるように、日本人は根本的に投資が下手なのです。
日本の投資信託がいい成績を出せないのには理由があります。それは、日本の証券会社が販売手数料を収益の大部分にしているため、短期売買を顧客に強いる傾向が強いため、長期的な運用実績を出せる会社が育たなかったためと言われています。
また、そもそも投資の習慣がなく国民の7割が損をしているといわれている、この国の投資信託に自己資金を預けるくらいなら優秀なエリートに運用を任せてみたほうがよっぽど賢明でしょう。何よりも、自分で運用する場合にかかる膨大な時間と手間と調査分析費用、トレーディングシステムへの設備投資を省くことができます。本業や社交で忙しい富裕層にこそふさわしい投資法が、優秀なヘッジファンドへの投資なのです。